蓄積疲労とは?
蓄積疲労とは、その名の通り疲れが蓄積されていくことです。体が疲れた分だけ休息をとる事ができれば、疲労は軽減されますが、仕事が過酷であったり十分な睡眠や休息が取れないことが続く場合は、疲れが体に溜まり、体に疲れが蓄積されてしまうと、簡単には回復しなくなってしまいます。
十分な睡眠をとっても疲れがとれなかったり、ちょっと歩いたり運動したりするだけで疲れてしまうなどの自覚症状がある場合は、すでに疲労が蓄積されている可能性があります。
軽度の場合は生活習慣や食事の見直しで改善することが可能ですが、重度になってくると体のあちこちに影響を及ぼし、ひどい場合は動けなくなってしまう危険性もありますので注意が必要です。
蓄積疲労の予防法、解消法
蓄積疲労は、溜めてしまう前に解消し、予防することが大切となります。症状が進む前にケアを行い日々の疲れを取り除くようにしましょう。
・毎日しっかり栄養をとる
しっかり食事をして栄養を摂ることは、疲労回復にはとても重要となります。単に食事をするだけでなく栄養が偏らないよう、アミノ酸やビタミンB群、マグネシウムなどを多く含む食材を食べて、疲労回復に必要な栄養分を確保するようにしましょう。
・毎日お風呂に入る(40~42℃)
お風呂に入ることで、リラックス効果を高めて睡眠の質を上げることが可能になります。また、お湯につかることで血行が良くなり、体の隅々まで栄養素が送られ、老廃物をしっかり排出する効果も期待できます。
・毎日十分な睡眠をとる
休日だけはしっかり睡眠時間をとっている人も多いと思いますが、普段から一定の睡眠時間を確保するようにしましょう。早寝早起きを心がけ、最低でも1日6~8時間は寝るようにしてください。
・定期的にストレッチをする
疲れているときほど、カラダを動かして血行を促進し、基礎代謝を上げることが大切だと言われています。
蓄積疲労になったときの足のストレッチ
1.椅子の座面の左半分に座り、膝を座面の外側に出す。反対の脚は90度に曲げる。
2.手で足首を持ち、踵をお尻につけるように後ろへ引き上げる。反対も同様に行う。
※状態は床と垂直にキープする
蓄積疲労になったときの腰のストレッチ
1.仰向けに寝ます。
2.横向きになり右手で右足首を持って、かかとがお尻の横に来るようにまげます。
※完全に横になってしまうと腰を痛める可能性があるので注意。
蓄積疲労になったときの肩のストレッチ
1.姿勢を正し、頭が真上を向いた状態にします。
2.両手をそれぞれの耳たぶの後ろに当て、指を耳たぶの後ろに当てます。
3.指を軸にしてアゴを引きます。
蓄積疲労になったときの腕のストレッチ
1.腕の力を抜いてリラックスした状態で片方の腕を頭の真上にまっすぐ伸ばします。
2.頭の真上にあげた腕のヒジを曲げて、頭の後ろにまわします。
3.もう片方の腕でヒジを押さえて、頭の後ろの方に軽く引っ張ります。無理はせず、気持ちいいと感じるところで止めて、ゆっくり息を吐いて30秒キープします。
4.逆の腕も同様に行います。