「現在妊活中ですが、温めない方が良い時期ってありますか?」
「精子や受精卵は熱に弱いので、熱めのお風呂に入ることや、
よもぎ蒸しは排卵前にするべき。排卵後や高温期は避けた方がいい」と、
思われている方が多くいらっしゃいます。
ダメになってしまったことを、高温期に温めたせいだと・・そのことを後悔。ご自身を責めてしまってる方も。
なぜ、排卵後や高温期に温めてはいけないといわれているのでしょう?
排卵後や高温期に温めないほうが良いといわれる・・2つの疑問。
① 精子は熱に弱い?
男性が高熱に数日間おかされてしまうと精子が死んでしまう。って話は聞いたことがありますが、
確かに精子は熱に弱いそうですが、正確には「高熱がでたら精子が死ぬ」というわけではなく、
高熱によって睾丸炎を併発。その場合に、精子の量が減少してしまうようです。
ただし、身体を温めてしまったからといって、ご自身を責める必要はなく、
よもぎ蒸し、岩盤浴、サウナ、お風呂などで、身体をしっかり温めたとしても、
それによって子宮内の温度が、細胞(精子)が死ぬほどの高熱になる…ということはあり得ず、
もしそうなるのであれば、すでに体内や皮膚は大やけどを負っていることに。
だからといって、入ることを進めているのではなく、間違った情報でどうか、ご自身を責めないでください!
② 高温期に温めると着床しにくくなる?
基本的に子宮には、大きくて太い血管は走っておらず、
手や足と同じように細い細い毛細血管ではりめぐらされているため、
とても冷えやすい臓器であるといえます。
着床するには、温かい温度と血液と酸素が必要不可欠。しっかりと温め血流をよくすることで、着床しやすくなります。
ちなみに・・着床しにくくなる、というのは、低温期と高温期の温度差が0.5度以上あって、
高温期の体温が37度を超えている方に当てはまる場合が多いようです。
高温期に体温が高すぎる場合は、子宮の中にも熱がこもってしまっている状態を指し、
それにより、着床しにくくなってしまうこともあるようです。
高温期に一番大切なのは、ストレスの少ないリラックスした日々を過ごすこと。
高温期にカラダを温めることによって、余計な心配が増えるようであれば、控えるようお勧めします。
少しの不安でも、掛かりつけのお医者さまに聞いていただいたり、ご自身で納得した上で、
ご自身がよいと思う温めを行うことが・・ココロも喜び、カラダも嬉しい妊活になると思っております♫