下剤の種類から〜下剤乱用・便秘薬乱用の恐怖〜③
下剤乱用が招く大腸の異常
「下剤乱用 病気」で検索した時に出てきたのが、
便秘薬を長期服用することで大腸が真っ黒に変色する症状「大腸黒皮症」を引き起こすというもの。
大腸黒皮症(大腸メラノーシス)とは
大腸の粘膜固有層の間質に,ときに粘膜筋板や粘膜下層に,
メラニン様色素が沈着して大腸粘膜の表面が豹紋ヒョウ柄、または真っ黒になるもので、これ自体は病気ではありません。
黒くなるだけではなく、大腸の神経の機能が悪化し、自然排便ができなくなる状態になります。
原因は、センナ、大黄、アロエなど、「アントラキノン」という成分を含む
大腸刺激性下剤を長期にわたって飲み続けると起こると言われ、
市販に売っている下剤、健康食品、ダイエット食品・飲料のなかにも、含まれていることがあります。
なんとアントラキノン系下剤は、日本で使用されている下剤の約70%を占めています。
特に自覚症状はなく、大腸内視鏡検査を受けないと、その存在の有無がわかりません。
しかし下剤が徐々に効かなくなるということは腸管内の神経にも変化が起きているということで、
大腸が「伸びたゴムホース」みたいになると表現すれば、わかりやすいでしょうか。
便秘薬は根本治療ではない
便秘薬を服用するにあたって何よりも注意しなくてはいけないのが、
「便秘薬は便秘を根本治療するわけではない」ということです。
便秘薬の種類によっては常用することで耐性がついてしまい、
いくら便秘薬を服用しても全く効果のでない身体になってしまうと
便秘が進行して思わぬ大病につながってしまうこともあります。
便秘薬を飲む際は細心の注意を払いつつ、
常に「自分の力で自然なお通じをすることを放棄してはいけない」という心構えも必要でしょう。
※便秘薬の乱用⇒依存する⇒身体に耐性がつく⇒便秘薬が効かなくなる
こうなってしまってはあとは病院で無理矢理に出してもらいうしか方法はなくなります。
便秘薬の乱用は「腸が自らの力で排出することを放棄しているようなもの」なのです。
生活習慣や食事を見直しすなど根本的なケアもしながら少しづつ量を減らして、
便秘薬なしでスムーズな排便ができる体質作りをしていきましょう。
腸内環境を整えスムーズなお通じを実現してくれます。
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