みなさんは「秋バテ」という言葉をご存知ですか?
夏の暑さが過ぎ去ってだいぶ過ごしやすくなったのに、体調がいまいちすぐれない…。
そんなときは、秋バテしているサインかもしれません。
今回は秋バテの原因や対策、を紹介します。
▶︎秋バテの主な原因は寒暖差などによる自律神経の乱れ
自律神経は循環器や消化器などの活動を調整している神経で、
昼間の活動時に活発化する交感神経と、夜の安静時に活発化する副交感神経とがあります。
この自律神経の働きが乱れてしまうことで、私たちの体にさまざまな不調が現れるのです。
特に夏から秋にかけては、以下のようなことが原因で自律神経が乱れやすくなるといわれています。
・急な気温の変化
・朝/夕の寒暖差
・夏の過度な冷房の使用
・夏の疲れの蓄積
これらが原因で自律神経が乱れ、
さまざまな不調が現れるのが秋バテです。
一般的に夏バテは8月の最も気温の高い時期に発症しやすいのに対して、
秋バテは少し涼しくなってきた9月以降に生じやすいそうです。
秋バテの代表的な症状として、だるい、疲れやすい、頭痛、肩こり、
食欲不振、胃もたれ、不眠、立ちくらみ、便秘、下痢などがあげられます。
▶︎秋バテの対策には休息と運動、そして食生活の見直し
秋バテを予防・対策するには、以下のような方法で乱れた自律神経を整えるように心がけましょう。
・十分な休息&入浴
質の良い睡眠をとってしっかり体を休ませることは、
自律神経の乱れを整えることにつながります。
また40℃程度のお湯につかることで副交感神経が優位になるといわれているので、
できるだけシャワーだけで済ませずに、お湯をはった湯船につかるようにしましょう。
・バランスの良い食生活
自律神経を整えるために、
バランスの良い食生活を心がけ、必要な栄養素をしっかり摂取しましょう。
自律神経を整えるのに必要となる「トリプトファン」が豊富に含まる乳製品、
脳や神経をリラックスさせるのに役立つ「GABA」を含むトマト、
ビタミンB1が豊富な豚肉や納豆などがおすすめです。
・毎日の適度な運動
毎日30分程度の運動を続けることも、自律神経機能の回復に役立つといわれています。
ジョギング、ヨガ、散歩などの軽めの有酸素運動から始めてみましょう。