コラム

長時間イスに座って作業する時のポイント!

前回、床座りでの座り方のポイントをご紹介しましたので
今回は椅子に座って作業する際のポイントをご紹介いたします。

ダイニングテーブルとチェアで仕事をしにくいのは、
そもそも仕事をしやすいようにデザインされていないためです。
ダイニングチェアの座面は、オフィスチェアのようなクッション性がなく、
面積が小さい場合がほとんどで、背もたれも動きません。

そこで、自然に作業姿勢を作ってくれるクッションが役に立ちます。
長時間座る人向けに作られた、機能性クッションを選ぶのがいいでしょう。
素材選びも大切です。柔らかすぎる素材では底づきしやすく、
厚みがありすぎると姿勢が崩れ腰痛の原因にもなります。
適度な弾力性で身体の重みをしっかりと支えつつ、圧力分散してくれる素材がおすすめです。
また、チェアのサイズ確認もお忘れなく。
国産クッションメーカーなら小型のチェアに合う製品も取り揃えているので、チェックしてみてください。

椅子での正しい「座り方」

仕事の環境をクッションで整えたうえで、さらに正しく座れば、
腰痛や肩こりの元となる「姿勢の歪み」が生まれません。
まずは、椅子で座る場合の基本の正しい座り方をお伝えします。

・骨盤を立てる

座っているとき、骨盤が後ろに倒れていると背中が丸くなり、肩こりに繋がります。
また、骨盤が前に倒れているとそり腰になり、腰に負担がかかります。
骨盤の立て方を覚え、習慣化させることができたなら、不調の改善につながります。
まずは、”坐骨”という骨盤の一番下の骨を探します。椅子や床に座り、前後左右に揺れてみてください。
シートに一番あたっている感覚のある部分が坐骨です。
次に、坐骨に均等に体重がかかるようにして座り、上半身を楽な位置に調整してください。
この状態が「骨盤を立てる」姿勢です。
椅子に深く座って背もたれにお尻を突き当て、そのままグイッと上半身を起こします。

・画面をのぞき込まず、頭を起こす

パソコンをのぞき込む格好になると、首だけで重い頭を支えることになり、
首を痛め、首凝りや肩こりの原因になります。
身体全体で頭を支えるために、意識して頭を起こしましょう。
頭のてっぺんから糸が出ていて、天井からその糸で軽く吊るされているとイメージしてみてください。
頭を身体の中心に持ってくることができます。自然と背筋も伸びるはずです。

ダイニングテーブルとチェアでも、ローテーブルに床座りでも、
クッションの活用と正しい姿勢を意識して、腰痛や肩こりのないよう工夫しましょう。

 

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