整骨院といえば、交通事故治療をはじめ、骨折やスポーツ外傷などの治療に強みのある施設…といった印象を持たれる方も多いです。もちろん、そのような治療も行いますが、慢性化した肩こり、腰痛、膝の痛みなどにもチカラを発揮するので、気になる痛み、しびれ、こりがあるなら相談してみてください。
今回は、整骨院で使用する治療器の「超音波」についてお話しします。
超音波療法とは
超音波の波動によって、患部をミクロレベルで振動させることで血行を促進させたり、炎症を抑えることができる施術です。
超音波は急性期から使用可能で、骨折、脱臼、打撲、捻挫、肉離れといった急性外傷の修復を促進させます。これら急性外傷の施術も整骨院が得意な分野です。
また、ケガ以外にも、四十肩や五十肩、ぎっくり腰などの痛みにも効果的です。
炎症は悪化しないの？
超音波を振動させることで血行が促進し、筋緊張を緩和させることができます。そのため、先に紹介したように肩こり、四十肩や五十肩、ぎっくり腰や腰痛などに適しています。
なかには、血行を促進させることで炎症が悪化すると思われていますが、適した施術（温熱や・非熱）により悪化させずに改善効果も期待できます。
ただし、メインとなる治療は捻挫、筋挫傷（筋肉の損傷、肉離れなど）、骨折、脱臼など急性期の症状です。というのも、超音波療法による非熱作用は、血行をむやみに促進することがないからです。
強い炎症状態や腫脹を抑えることに効果的なので、骨折した場合の強い痛み、筋炎、関節腫脹など、炎症や腫れがひどい場合に悪化させずに施術を行えます。
超音波療法は痛みがある？
整骨院での施術は基本的に痛みを和らげる目的もあり、痛みに敏感な方にはソフト整体も取り入れています。
なお、超音波療法は基本的には強い痛みを感じることはありませんが、痛みには個人差があります。刺激に耐えられない場合にはすぐに術者に伝えると、出力を下げてくれます。
おわりに
整骨院では治療法を患者目線で提案します。超音波が必要になれば、必ず同意を得てから行います。保険適用条件などについても説明できるため、安心して利用できるでしょう。
急性となるケガのみならず、気になる症状についてもアドバイスや施術を行うので、1度、足を運んでみたり問い合わせることをおすすめします。手技一本で施術も可能です。