コラム

冬の肩こりを予防する3つのポイント

12月になり、寒さが本格的になってきました。
寒さにより身体がこわばり、慢性的な肩や首のコリに悩まされる季節ですね。
身体がこわばっている時は、筋肉が固くなって血流が滞り、疲労物質が血管に留まることで痛みにつながります。
また、血行不良だと体内に酸素や栄養素が届きにくくなるので、
新陳代謝が低下したり、様々な不調の原因となります。
今回は冬でも肩こりに悩まされることなく、健康的に過ごすためのポイントをお伝えします。

肩こりを予防する3つのポイント

①背中を動かす

人の手を借りることなくコリを改善するためには、凝っている部分の筋肉を動かす方法が簡単です。
意識して自分で動かすことをで、筋肉がほぐれ、血流が良くなります。
寒いと身体が縮こまり前かがみになりがちですが、前かがみの姿勢がつづくと、
僧帽筋という首・肩・背中をつなぐ大きな筋肉が伸びたままになるため血流が低下し、肩や首のコリを引き起こします。
この前かがみの姿勢による肩こりは寒さだけでなく、
スマホを長時間に見たり、パソコン作業が多い方にもよく起こります。
そんな時は、伸びきった僧帽筋をぎゅっと縮めるように背中を反らせるストレッチを取り入れると効果的です。

②身体を温める

身体を温めることによって、血管が広がり、血流が改善します。
手っ取り早く身体を温めるには、湯船にゆっくりとつかるのが一番。
特に炭酸入りの入浴剤は血行促進効果が高いので、コリ解消におすすめです。
忙しくてどうしても湯船につかることができない場合は、
コリのある部分にいつもより長めに温かいシャワーを当てて、血流を促しましょう。

③質の良い睡眠をとる

質の良い睡眠を取ることもコリの予防には重要です。
体内には、交感神経と副交感神経という二つの自律神経があり、
それぞれがバランスを取りながら働いています。
交感神経は身体の中で言わばアクセルのような役割を持っており、
目が覚めて活動を始めるときや仕事をしているとき、運動をしているときに働く神経です。
副交感神経は、体を休ませる機能があり、食後や睡眠中などに働く神経です。
この自律神経がバランスよく働いている場合は問題がないですが、
十分な睡眠が取れていなかったり、熟睡できていなかったりすると、
体内の自律神経が乱れ、交感神経が優位になりすぎてしまいます。
その結果血管が収縮し、血流の流れが悪くなり、コリを引き起こしやすくなります。
質の高い睡眠が取れていると、自律神経のバランスが整うため、
血流低下を引き起こしにくく、コリ予防にもなるのです。
質の高い睡眠をとるには、寝始めてから最初の90分間に深い眠りにつくことが大切。
最初にしっかり熟睡できると、その後の睡眠のリズムが整い、
自律神経のバランスも整い、体の疲れがとれやすくなります。

ぜひ、実践してみてくださいね。
まだしばらく寒さが続きますので、毎日のちょっとした行動を見直して寒い冬を健やかに乗り切りましょう!

 

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