コラム

「ゲルマニウム温浴」ご存知ですか?

サウナや岩盤浴とならんで人気の、「ゲルマニウム温浴」をご存知ですか? 

ゲルマニウム温浴はブワッと汗をかくのが特徴で、運動不足の方や汗をかきにくい人におすすめしたい温浴法です。

ただし「ゲルマニウム」自体は危険性を伴う物質なので、その性質をよく知って、うまく利用することが肝心。

「ゲルマニウム」とは?

1885年にドイツの科学者・クレメンス・ヴィンクラーによって発見された、原子番号32の元素です。

元素記号は「Ge」となり、“半金属”に分類されます。

ゲルマニウムは「有機ゲルマニウム」と「無機ゲルマニウム」の2種類に分けられ、

種類によって危険性や用途が大きく変わります。

「有機ゲルマニウム」とは?

「有機ゲルマニウム」は、アロエの葉・蜂蜜・しいたけ等、植物のなかに含まれるゲルマニウム物質です。

現代では科学技術の進歩により高純度の「有機ゲルマニウム」が合成できるようになり、

健康食品などに取り入れられるようになりました。

「有機ゲルマニウム」は水溶性に優れるものと劣るものがあり、

水に溶かした際に透明になるものが優れたもの、そうでないものは半透明に変化します。

何度も試験を重ねられた「有機ゲルマニウム」は毒性がないとうたわれるとともに、

“癌”や“貧血”など、身体的不調に有効だとされることがあります。

しかし残念ながら科学的根拠は実証されておらず、

日本ではゲルマニウムによる治療・予防・改善効果をうたった医療機器の販売は禁止されています。

一般的な「ゲルマニウム温浴」は、この「有機ゲルマニウム」を用いておこなう温浴法となります。

「無機ゲルマニウム」の危険性と適切な用途

「無機ゲルマニウム」は条件により電気を通したり通さなかったりする半導体です。

水溶性ではないため、体内に蓄積すると腎不全や神経障害など、カラダに大きなダメージを与えます。

日本では1970年代後半から、「無機ゲルマニウム」を長期間に渡って服用・飲用した6名が

“ゲルマニウム中毒症”によって死亡するという事故もおき、

ゲルマニウムの毒性について世界中で注意奮起がおこなわれました。

この死亡事故は、当時流行していた“有機ゲルマニウムによる健康ブーム”が巻き起こった際、

一部の悪徳業者が「無機ゲルマニウム」を「有機ゲルマニウムと」偽って販売したためにおきた事件でした。

しかしながら「無機ゲルマニウム」は、きちんと用途を守ることで有効に扱うことのできる物質です。

たとえば太陽電池や赤外線レンズをはじめ、温泉にまつわるゲルマニウム温浴用鉱石・温浴用ボール、

ゲルマニウムローラーなども、無機ゲルマニウムによって成り立ちます。

「無機ゲルマニウム」は手で触れることができるので、

飲用・服用を絶対に避ければ、外用製品としてうまく利用することが可能です。

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